2018年の展望

働き方改革への模索


昨年度は社会福祉充実残高の計算や地域貢献事業の提供など、
社会福祉法人制度改革の方向性に沿って取り組んできた一年となりました。
そんな中、昨年9月に小規模多機能型居宅介護事業所「ぬくもり」が、
おかげさまで10周年を迎えることが出来ました。
当日は記念の小宴を関係者の皆様と共にお祝いし、同時にバザーを行い、
地域の皆様と共に楽しい一日を過ごさせて戴きました。
書面ではありますが、日頃のご協力に感謝を申し上げたいと思います。
本当に有難うございました。
さらに地域貢献事業の一環として、コンビニ大手のローソンとの協合による「ケアローソン」の事業展開や、
法人事業の質を担保するISOへの取り組みの継続を意識づける為に、自己適合宣言を実施することにしました。
またご承知の通り、社会福祉充実残高が発生していないため、社会福祉充実計画の策定までは至っていませんが、
地域貢献事業の展開は法人理念でも有ります。
更に地域貢献・社会貢献に繋がるような、事業展開へと結び付けていきたいと考えています。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて今年度(2018年度)は、どのような年になるのでしょうか。
政府は昨年度末に今年度の法案成立目標である「働き方改革法案」を提出しています。
その背景には深刻な労働力不足が有り(特に淡路島の現状には、身につまされる思いがします。)、
その解消のために長期的な目標として
①働き手を増やす ②出生率の上昇 ③労働生産性の向上
が掲げられています。
そのために短期的な実行指標として
①長時間労働の解消 ②非正規と正社員との格差 ③高齢者の就労促進
が考えられ、今回の働き方改革へと舵を進めてきたわけです。
その中身から特に注目されたのが、
①裁量労働制 ②高度プロフェッショナル制度でした。
どちらも長時間労働や残業時間の短縮を目的に考えられた制度ではあったのですが、
制度説明の段階での不手際により裁量労働制については見送られました。
其々利点や利便性はあったのですが、その運用につき企業主体にならないような制度作りが肝要で、
過去の悪影響が有った事例を丁寧に分析し、労働者の権益を守るような実効性を高めたものにしてもらいたいですね。

我々千鳥会には、そのような裁量労働制や高度プロフェッショナル制度の導入が認められるような職種は、
今のところ存在しないのですが、そういった考えに立脚するなら、職員間の相互理解のもと、
各人が働きやすい環境整備や人事考課制度に結び付くような独自の制度改革に取り組みたいと考え、
手始めに準職員制度の実施を試みました。
こういった新たな制度改革を実施しながら、働き方改革の目指す方向性を模索したいと考えています。
法人の目指すべき方向が、職員の自己実現につながるように、この一年を通して有意義なものにしていきたいと考えています。



2018(平成30)年4月1日
 社会福祉法人 千鳥会
  理事長 吉村 秀樹